怪奇幻想マンガリスト作成室 このページをアンテナに追加 RSSフィード

2009-02-03

[]怪奇漫画関連資料

※日記日付は2009-02-03になっていますが、この記事は2011-10-28に執筆されたものです。

メールで、怪奇漫画/ホラー漫画を評価・評論した資料についてのお問い合わせがあったので、まとめておきます。

2007年ごろ『日本幻想作家事典』の付録の漫画家リストのために調査をしていたときには、Webベースで書誌情報を集めたり書評を書いている人はいましたが、米沢嘉博さんの「戦後怪奇マンガ史」の連載以外でまとまった評論といったものは、ほとんど見当たりませんでした。

漫画系のガイドブックでは怪奇漫画は一分野として章が分けられていたりしますが、個々の作品紹介が主で通史と呼べるようなものはありませんでした。

個人作家単位では研究がされているようで、水木しげる、楳図かずお、日野日出志あたりは評論がいくつかあります。

青土社の『ユリイカ』の特集や青弓社の「ナイトメア叢書」で怪奇漫画作品が取り上げられることはありますが「怪奇漫画」あるいは「ホラー漫画」という全体的なくくりで取り上げられることはほとんどないようです。

ホラー・怪奇漫画を扱った書籍

  • 米沢嘉博『戦後怪奇マンガ史』(『ホラーハウス』掲載)
  • 『貸本マンガRETURNS』(ポプラ社,ISBN4-591-09191-0)
    • 4章に貸本マンガの怪奇物が取り上げられている
  • 米沢嘉博『戦後SFマンガ史』(ちくま文庫)
    • 少しだけ怪奇にふれた項目あり。
  • 藤川治水『子ども漫画論』(三一新書)67年刊
    • お化け漫画という章あり。

ガイドブック

  • 『別冊宝島257 このマンガがすごい!』
  • 『別冊宝島316 日本一のマンガを探せ!』
  • 『別冊宝島963 このマンガがすごい! マンガナビ1328作品』
  • 『ハマる!ミステリ&ホラーマンガ超絶ガイド333』

作家単位

  • 水木しげる
  • 楳図かずお
    • umezu.半魚文庫
    • 『文藝別冊 楳図かずお』河出書房新社 2004年
    • 『ユリイカ 2004年7月号 特集 楳図かずお』青土社

作品単位

  • 『ホラー・ジャパネスクの現在』(青弓社ナイトメア叢書,2005,ISBN978-4-7872-9178-3)
    • 「起源のない富江と中心のないうずまき──伊藤潤二の描線・コマ・単一世界」高橋明彦
    • 「今市子『百鬼夜行抄』論──民俗学に支えられたストーリー」田中励儀
  • 『妖怪は繁殖する』(青弓社 ナイトメア叢書,2006,SBN978-4-7872-9181-3 )
    • 「薄明を歩む──熊倉隆敏『もっけ』」一柳廣孝
  • 『映画の恐怖』青弓社 ナイトメア叢書,2007,ISBN978-4-7872-9182-0)
    • 「人間ならざる人間──「ジャパニーズ・ホラー」と恐怖マンガの可能性」川崎公平
  • 『闇のファンタジー』(青弓社 ナイトメア叢書,2010,ISBN978-4-7872-9195-0)
    • 「闇はすぐそこにある――諸星大二郎をめぐって」表 智之

  • 秋山弥・作田良三編著『子どもの現在―10の視点からのアプローチ―』(晃洋書房)
    • 「『学校の怪談』に見る仲間集団」吉岡一志……『地獄先生ぬ~べ~』を中心にした論考

雑誌

  • 『スタジオボイス』VOL.272 Fundamental Horrors 恐怖・絶対主義(98年8月号)